「みやぞの野鳥の池」でのホタル再生計画を当初から指導してもらっている、「流山ほたる野」の高橋理事長がまず、ホタルの生態などについてパワーポイントを使用して説明し、続いて飼育についての注意点の話がありました。机にはまだ体長が2ミリ程度という小さなホタルの幼虫15匹の入った水槽やエアーポンプ、それに飼育中のえさにするタニシの入ったペットボトルなどが並べられ、参加者はそれぞれ物珍しそうに眺めながら、高橋理事長の説明を聞きました。
飼育のポイントは、えさのタニシのとがった部分を割って水槽に入れ、それを幼虫が食べたら交換すること、水槽の水温が急激に変動して高温にならないよう直射日光のあたる場所や暖房器具のそばに置かないことなど。また、幼虫は酸欠には非常に弱いのでエアーポンプの電源が切れたり水面から浮き上がって空気が行かない状態になったりにならないよう気をつけることも大事。 こうして来年の6月ころに、体長が2センチくらいまでに育ったところで、幼虫は「みやぞの野鳥の池」の小池部分に放流されます。
幼虫はすぐい池のそばの土に潜ってサナギになって約1カ月過ごした後、あの光を点滅するホタルになって飛ぶようになります。
市民の会がホタル再生計画に取り組んだのは3年前から。1年目は失敗したものの2年目からホタルが飛ぶようになり、3年目の今年7月には毎晩のように、点滅しながら飛び交うホタルのひかりが観察されました。
ホタルの生態についての説明を聞く参加者
わずか2ミリほどの幼虫を不思議そうに眺める
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